しこりを発見。おっぱいが硬いなんて!

ある日、何気なくベッドにぼよーんと飛び込むと、おっぱいに硬いものが当たりました。

なんだろうと触ってみると、左胸の内側に、硬いしこりがありました。

なんだか嫌な感じがしましたが、ここ数年、健康診断のたびに、軽度の乳腺の石灰化を指摘されていて、でも「大丈夫でしょう」と言われていたので、この時点ではまだ、深刻に捉えていませんでした。

それでも「何だろう?」と考えると怖くなって、その日は早々に寝てしまいました。

いつからあったのだろうかと、彼にも確認してみると、何日か前に「あれ?」と思うことがあったと言います。どうやら、しこりが現れたのは、つい最近のようでした。

その日、ちょうど、癌が見つかった人の話が出て、最近癌の話題が多いねなどと話している時に、彼が珍しく「あやちゃんのそれ(しこり)も、一度診てもらったほうがいいね」と言うので、「そうか」と思って病院に行くことにしました。

年に一度の健康診断で行っている病院が、一般の外来も受け付けているのを知って、すぐにそこへ行きました。

病院では最初に、「昨年末に送ったお手紙は見ませんでしたか?」と聞かれました。

石灰化が急に進んでいるので、再検査をするようにという内容だったそうです。わたしは「いつものやつだろう」と思って無視して、そのまま忘れていました。

まず触診、それから超音波で診て、医師は「おそらく治療の必要なもの(癌)でしょう」と言いました。

もしかしたら妊娠している可能性もあるからと、マンモグラフィーの検査を断ったことを聞くと、医師は「ここでは、もうこれ以上の検査をしても仕方がないから」と言って、「この後は、治療のできる病院を選んで、そこで検査をしてください」と続けました。

普段めったに病院に行かないわたしは「治療のできる病院」という言葉の意味もわかりませんでした。

クリニックではなく、乳腺外科のある大きな病院へ行くようにと教えてもらい、「すぐに紹介状を書きますから、20分ほど待ってください」と言われて診察室を出ました。

自分が癌だなんて、にわかには信じ難い気持ちでしたが、昨年末にはすでに兆しがあって、一年近くも放置してしまったのだと思うと、胸がざわざわとしました。

こうして、わたしの人生に癌が現れたのでした。

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