聡哲先生と癌の植物療法

お話の後、聡哲先生は、自宅でも出来るようにと、やり方や効果を説明しながら、びわの葉温灸と、精油を使ったオイルマッサージをしてくれました。

ちなみに、「聡哲鍼灸院」と看板にある鍼灸は、最近ではあまりやっていないそうです。その理由は、アロマテラピーの方が効果があるからということでした。

聡哲先生ご自身も、いかにも植物や自然霊とお話出来そうな雰囲気の方で、鍼灸師よりも自然療法士の肩書きの方がお似合いだと感じました。

わたしは普段から大抵の身体の不調は精油を使って治していたので、アロマテラピーの効果は信頼していましたが、癌にもそれほどの効果があるのだと聞いて、期待が高まりました。

聡哲先生によると、癌に効果のある精油はたくさんあって、中でもフランキンセンスは基本中の基本ということでした。特に、ディフューズして吸引するのが良いのだそうです。施術室ではずっと、フランキンセンスの樹脂が可愛らしいアロマポットで焚かれていました。

わたしは、この頃、癌にはフランキンセンスのオイルを飲むと良いと書かれている記事を読んで、朝晩に2〜3滴を飲用することを試していたところでした。

精油の成分は、飲んだり塗ったりすれば口や皮膚から、香りを嗅げば鼻から吸収されます。わたしは、『〈香り〉はなぜ脳に効くのか』という本を読んでいたので、同じ精油でも、経皮吸収と経鼻吸収では中枢神経に及ぼす作用が異なるのを知っていました。

聡哲先生おすすめのディフューズ、つまり経鼻吸収の場合、二つの経路で芳香成分が身体の中を巡ります。ひとつは鼻から脳へ伝わる経路。もうひとつは、鼻から気管を通って肺に届き、血流に乗って全身を巡る経路です。

ディフューズした香りは、脳へダイレクトに働きかけることが出来るのです。

経鼻吸収の方が効果的だということは、直接脳に働きかけた方が良いと読み取ることもできそうです。一般に、癌の最大の原因はストレスだとも言いますし、そう考えると、癌は「心の病気」という側面が強いと言えるかもしれません。

肝心の施術は、まず最初に、足の裏にレモンの精油を塗ってもらってから始まりました。こうすることで、排毒効果が高まるのだそうです。

癌患者向けに独自にブレンドした精油を使ってオイルマッサージをしながら、家でマッサージする時のポイントや、使うオイルについても教えてくれました。

びわの葉温灸は、思っていたよりもずっとずっと、気持ちの良いものでした。後日、使っているびわの葉は、聡哲先生が地元の自由が丘で散歩中に見つけて分けてもらっているものだと聞いて、植物を愛する判事が主人公の家庭裁判所を舞台にした漫画、『家裁の人』を思い出して、微笑ましい気持ちになりました。

この日、最後に「通いますか?自分で手当しますか?」と聞かれ、温灸を自分でするのは大変そうだなと思って「通います」と答えましたが、それでも自分で自宅で出来ることを沢山教えてくれました。

困っていた西洋医学の病院との付き合い方もアドバイスしてもらって、思いがけず大収穫の一日となりました。

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By 毛利甚八, 魚戸おさむ

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