胸のしこりの手当て

最初に自分の左胸にしこりを見つけた時には、「もしかして乳癌かも」と思うと怖くて怖くて、その考えを打ち消そうとしたり、恐れから逃げようとしました。

病院へ行って病名がつくのも嫌で、隠せるものなら隠しておいて、無かったことにしたいと思いました。

だけど、どんなに「多分大丈夫だろう」と言い聞かせても、心のどこかでは「恐れていたことが起こってしまった」とも思うのでした。

まるで、いつか自分が乳癌になるのがわかっていたみたいに、乳癌の検査を避け、乳癌に関する情報から目を逸らして来た自分にも、薄々気が付いていました。

だけど、どんなに無かったことにしようとしても、しこりは胸に存在していました。

わたしが「自分の身体と向き合おう」と観念したのは、しこりのことを聞いた彼がわたしの胸に手を置いて「消えろー、消えろー」と手当てを始めた時でした。

わたしも、彼の身体に不調がある時には、いつも出来る限りの手当てをしていました。

同じように自然に手当てを始めた彼を見て、「そうだ、自分のこともちゃんと見なくては」と思ったのです。

そして「自分で治せるんだ、治すんだ」とも思いました。

それでもしばらくの間は、自分のしこりを触ること、それ自体が恐怖でした。

「無くなっていたらいいのに」と思いながら恐る恐る伸ばした指の先に、硬いしこりが当たるたびに、ひやりとしていました。

しこりを触るのが怖くなくなったのは、ママ先生のところへ通うようになってからです。

しこりの成り立ちを教えてもらったり、「小さくなりましたよ、触ってごらんなさい」と言われて触ったりしているうちに、怖いとは思わなくなっていきました。

むしろ、しこりを触れば、良くなっていること、悪化していないことが簡単にわかるので、わかりやすくて幸運だったと思います。

ママ先生の気功治療も、手当てに近いような気がしています。

そこで最近、自分でしこりの部分に手を当てて、ママ先生の真似事を始めたのですが、さて、効果の程はどうでしょうか?

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