薔薇の植え替えと血流の話

薔薇の植え替えと血流の話

今年の冬休みは、昨年もその前の年もさぼっていた、薔薇の植え替えを決行しました。

「薔薇を育てるのって難しいんでしょ?」とよく聞かれるのですが、実は薔薇はものすごく丈夫なので、育てるだけなら、とても簡単です。

薔薇の仕事の中で、一年で最も大切なのは、冬の休眠期の剪定ですが、鉢植えの場合は、鉢増し(根鉢を崩さずにひと回り大きな鉢に植えること)や、二年ごとの植え替えも行います。

本当は昨年の冬が植え替えのタイミングだったのに、寒くて億劫でついついさぼってしまったため、今年の薔薇は散々でした。

鉢植えの薔薇の植え替えは、古い土をすっかり落としてから、新しい土に植え付けます。この時、古い根も少し整理します。

同じベランダで育っていても、育ちのいい株、悪い株があります。

品種も違うし、置いてある場所によって風当たりや日当たりも違うのですが、鉢から出してみると、育ちのいい株は、なにしろ根が元気なのです。

薔薇には太い根と細い根があって、人間の身体に例えると、まるで動脈、静脈と毛細血管のようです。

薔薇の場合、太い根だけでなく、細くて白い根がたくさん出ているのが元気な株です。

人間の身体でも、毛細血管は年齢と共に減っていくため、毛細血管を劣化させないことや、血流が大切だと言いますよね。

何鉢か植え替えるうちに、細くて白い根がたくさん出ている元気な株と、そうでない株、違っているのは土だと気が付きました。

「バイオゴールドの土」という、少し高価な土に植えてあった株は明らかに健康そうで、三年も放置したのにカチカチに固まらず、フカフカしていたのです。

植物は土から栄養を吸収しています。やはり、身体をつくるのは食事であり、環境なのだなぁとつくづく思いました。

鉢の中は、さしずめ身体の中を見ているようで、改めて食事と血流の大切さを知ることになりました。

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