呼吸法と「笑い」のマッサージ効果

呼吸法と「笑い」のマッサージ効果

冬休みが終わり、先週から、待ちに待ったママ先生の診療がいつも通り始まりました。

冬休み中の目標は「現状維持」。ママ先生はお正月は例年、ニースへ行きます。先生の留守中に悪くならないように、胸の血流が悪くなっている感じがした時には、簡単な手当てやマッサージをして、どうにかやり過ごしました。

一方で背中のコリは辛くなる一方で、気功やヨガをしてみたり、動かそうと努力はするものの、全然ほぐれない。背中がゴリゴリに硬くて、仰向けに寝ると痛いのです。だけど、しこりのせいで、うつ伏せはもちろん、横向きに寝るのも辛いので、仰向けに寝るしかない。目覚めた時に朝になっていると「もう起きてもいい時間だ」とホッとしたものです。何度かは、あまりに辛くて、夜中にお風呂に入って身体を緩めたこともありました。

そのコリを、先週末にようやく取ってもらいました。ほぐしてもらいながら「それは、軟骨では?」と思うほどに硬かったのですが、ちゃんと柔らかい筋肉に戻りました。一番ひどい部分は、いくらか戻ってしまいましたが、それでも、寝ても痛くないのがうれしくて、週末の間は、思う存分昼寝をしました。

ちなみに、ほぐしてもらっても戻ってしまうのは、筋肉には元に戻る習性があるから。長い間固まっていたコリは、固まっている状態に戻ろうとしてしまうので、何度かほぐしてやり、ほぐれた状態が「元の」状態になるようにしていきます。

コリに戻って、痛みが残っているのは、左側の肩甲骨から脇の辺りです。先生からは、呼吸法をやるようにと言われました。

自分の呼吸で胸部のコリをほぐすやり方は、一番無理がなくて安全で、そのうえ、いつでもできます。以前に「肋間神経痛を呼吸で治す方法」として、呼吸法について書いているので、詳しくはそちらを読んでほしいのですが、コツは、鼻の筋肉を使わずに(鼻の力で空気を吸おうとしない)、胸をできるだけ大きく上下に動かして呼吸することです。

わたしたちは、肋間筋を使って胸郭を拡張させたり収縮させたりして呼吸をしていますが、それをできるだけ大きく、ゆっくり、大袈裟にやる感じです。吐く息を意識してしっかり吐き、吸う息は自然に入ってくるのに任せると、余計な力が入りにくいと思います。

乳がんを患っている人にも、この呼吸法はおすすめです。

先日、TEDで「なぜわたしたちは笑うのか」というプレゼンテーションを見ていたら、興味深い内容がありました。2分50秒ぐらいから、呼吸に関する話題になるのですが、わたしたちが笑う時、胸郭の拡張と収縮の動きは、呼吸している時よりもずっと、大きく規則的になるのだそうです。

これを見て、笑う時の胸郭の動きは、呼吸法をやった時の動きに似ているのかも、と思いました。

Sophie Scott at TED2015 – Truth and Dare, Session 12, March 16-20, 2015, Vancouver Convention Center, Vancouver, Canada. Photo: Bret Hartman/TED

「笑い」がもたらす健康効果については、ナチュラルキラー細胞の活性化、免疫力アップなどがよく知られていますが、より物理的な側面で、笑う時の胸郭の動きには、コリをほぐすマッサージ効果がありそうです。

以前、肋間神経痛を患っていた時には、笑うと胸が痛くて、苦しかったものです。だいぶ良くなってからも、コリが一部残っていて、それが痛んでいたようなのですが、最近ようやく、笑っても胸が痛むことがなくなりました。思う存分笑えるのは、幸せなことですね。

ソフィー・スコット「なぜ私たちは笑うのか」TED Talk

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