姿勢が悪くなるのは、胸や背中がコリで固まっているから

姿勢が悪くなるのは、胸や背中がコリで固まっているから

気をつけているつもりでも、ついつい姿勢が悪くなって、背中が丸くなってしまうという人、多いんじゃないかなと思います。

いつの間にか猫背になっていたことに鏡や写真を見て気がついたり、周囲の人に姿勢の悪さを注意されたりして「気をつけよう」と思っても、気を抜くと背中が丸くなってしまう。そして、姿勢が悪いのは「自分のせい」だと思うから、なかなか直せない自分を責めたり、姿勢が悪いことがコンプレックスになったりしてしまう。

でも実は、胸や背中の筋肉がコリで固まってしまっていると、背中を真っ直ぐに伸ばすことがむずかしいのです。

時々、驚くような角度に背中が折れ曲がったお婆さんをお見かけしますが、そのお婆さんの背中も同じ。カチカチに固まって、もう自分では真っ直ぐに伸ばせなくなっているのです。ママ先生のクリニックでは、そういった方々が先生に背中をほぐしてもらい、ピンと伸びた背中で帰っていく姿を、何度も見たことがあります。

実際、背中を真っ直ぐに伸ばそうとしても伸びない時に、みぞおち辺りのコリをほぐしてもらうと、胸がしっかり開くようになるし、背中のコリをほぐしてもらうと、背筋がラクに伸びるようになります。

驚くほど自然に、すっと背中が伸びるのです。さらに、呼吸がぐんと深くなって、空気がたくさん入ってくるのを感じます。自然といい姿勢が取れるようになると、本当に晴れやかな気分になります。

人間の体は完璧な構造物ですから、本来なら、いい姿勢でいることが一番ラクなはずで、いい姿勢でいるのが辛いとしたら、どこかに不調があるのですね。

胸や背中がカチコチに凝っているのに、胸を張ったりして「力」で無理やり姿勢を良くしようとすると、不自然な姿勢になり、さらに別の筋肉を痛めることになりかねないので注意が必要です(わたしはそれで肋間神経痛を患いました)。

乳がんを患う人には、元々首や肩に深刻なコリがある人が多いそうです。その上、元々の乳房の重さに腫瘍の重さが加わるので、重みで背中が丸くなりがちです。さらに、胸をかばって同じ姿勢で寝ることが多い。これでは、胸や背中が凝りやすいのは仕方がないですよね。

背中をまっすぐに伸ばすのが辛いと感じた時は、無理に姿勢良く見せようとせずに、胸部や背中をマッサージをしたり、できる範囲で動かしたり、温めたりして、体をほぐすことが大切です。

そして、よい姿勢が取りにくい時は、ケアが必要なサインだと受け取って、姿勢の悪い自分を責めないことも、癌の治療中の人には特に、大切だと思います。

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