毒のお風呂と、癌が自然退縮に向かう時の治癒反応

毒のお風呂と、癌が自然退縮に向かう時の治癒反応

寝たきりになって 5日目。痛みは当初の半分ぐらいになり、中身はすっかり元気になっていましたが、この時点では、まだ起き上がるのは難しい状態でした。

その晩は、仕事にひと区切りをつけた彼が来て、洗い物や片付けをしてくれました。夕食にりんごを切ってもらい、寝たままで食べました。あまりの美味しさにびっくりしながら、幸せを噛み締めていました。

公共料金の支払いやら、身体が動かないせいでできなかったことを次々と片付けてもらい、最後にお風呂に入れてほしいと頼みました。まだ自力ではお風呂に入れる状態ではなかったけれど、いい加減にさっぱりしたかったのです。

脱がせてもらうのも恥ずかしいほど汚れていましたが、そうも言っていられません。裸になった自分を見ると、驚くほど痩せ細っていました。お尻のお肉がすっかり消えていたのがショックでした。

汚れが落ちやすいように、お風呂には、重曹と塩、クエン酸でいつも作っているバスボムに、ラベンダーの精油を垂らしたものを入れてもらいました。

お湯に浸かってしまうと、身体の痛みもずいぶんと和らぎましたが、自分で洗うのは難しく、シャンプーは彼に頼みました。ふと気付くと、湯船には毒々しい感じのする、いかにも「いけない感じ」の泡がぶくぶく浮かんでいました。うわー、毒風呂だ!こんな汚いお風呂はじめて見た、と笑いましたが、お風呂上がりに膣に違和感を感じて「しまった」と思いました。

あまりの汚さに、自分の毒で膀胱炎になったのです。普段なら、ティーツリーオイルをお風呂に入れたり腰湯したりするところですが、まだ自由にお風呂に入れる状態でもありません。そこで、下着のクロッチ部分の表側に、ティーツリーオイルを1滴垂らして、それをはいておくことにしました。体温で気化すれば、同じ効果が得られると思ったのです。この策はうまくいって、炎症は 1日ですっかり治ってしまいました。

翌朝また、りんごを切ってもらいました。それから柑橘類で作ったフレッシュジュースなど、わたしが寝ながらでも口にできそうなものを工夫して、枕元に置いていってくれて、満たされた気分でした。あまりの美味しさに、お昼が来る前に全部平らげてしまったのですが、幸い、昼過ぎに友人が苺を持って寄ってくれたので、この日はフルーツ三昧でした。

わたしは、寝たきりの間は、ひとりの時は何も食べず(用意する気力もなかった)、用意してもらった時にだけ果物を食べていました。結局、起きられるようになるまでにまるまる一週間かかったので、図らずも一週間の断食をすることになったわけですが、果物なら寝ながらでも食べれられるし、それほど消化の心配をしなくてもよくて、安心だと思ったからです。身体が排毒に集中できるように、できるだけ内臓に負担をかけたくないと思っていました。

最後の日は、すっかり元気だったので、気になることを調べたり、Kindleの本を読んだりして過ごしました。ふと、ずっと前に読んだようでKindleのライブラリに入っていた、安保徹さんの「免疫革命」を読んでみようと思い立ったのですが、そこには、まさにいまわたしが体験していることが書かれていました。

じっさいには、ガンの自然退縮につながる治癒反応がはじまると一週間ぐらいは寝込むようなつらい症状が続きます。その後、リンパ球が増えてガンが退縮しはじめます。

だから、ガンの患者さんで、免疫活性療法で治していくというつもりの人は、この反応をぜひ覚えておいてほしいと思います。

この反応がわからないと、症状の変化に不安になるし、事情を理解していない医師に相談してしまえば、薬をだされて、治癒症状を止められてしまいますから、注意が必要です。

実は、この治癒反応は昔から、傍腫瘍症候群(パラネオプラスティック・シンドローム)という名前で、ガン患者の治癒過程で必ず起こる反応として知られていました。

ところが、忘れ去られてしまったのです。戦後、抗ガン剤を使うようになって以来、この反応がでなくなってしまったからです。免疫が活性化して攻撃する反応ですから、抗ガン剤を使って免疫を抑制する治療が行われると、当然この反応が起こらなくなります。
「免疫革命」安保徹

やはり、そうでした。「その時が来たのかもしれない」というわたしの感覚は、正しかったのです。

この日の夕方、再びママ先生に診てもらったのですが、先生は「まるっきり体質が変わったようだ」と驚いていました。どうやら、うまく毒を出して、治癒のスイッチを入れることができたようです。

毒のお風呂の話やら、いろんな排泄物が出た話をすると、先生はおしっこから何か出たかを知りたがりました。膀胱炎のせいかとも思ったのですが、ピンクのオリのようなものが大量に出た話をすると、先生は「それだ!」と、それは癌の老廃物だと教えてくれました。大腸がんなどでは便から出るそうですが、乳がんの場合は、おしっこから出るのだそうです。

もうひとつ、気になっていたことについても答えを見つけました。それは、脇のリンパ節についてです。腫れ上がった脇のリンパ節が何をしているのか、自分の身体に聞いてみると「せき止めている」というイメージが返ってきていたのですが、実際のところはどうなのだろう?と思っていました。

免疫が上がってリンパ球が増えた時に、リンパ節が腫れることがあると書かれているのをどこかで読んだことがあったので、心配はしていなかったのですが、同じ安保徹さんの「まじめをやめれば病気にならない」に、こんな記述を見つけたのです。

処理し切れなかった異物や病原体は一時的にためておかれます。そのためリンパ節が腫れるのです。
「まじめをやめれば病気にならない」安保徹

自分の身体で感じていたことは、正しかったのだと思いました。そして不思議なことに、この一週間のあとで、脇のリンパ節の腫れは、びっくりするぐらいに柔らかくなってしまったのでした。

やっと終わる。本当に、このやり方で、癌が治るんだ。

わたしは、大きな手応えを感じていました。

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